![育苗の失敗例(徒長)](https://www.nittofc.co.jp/category/wp-content/uploads/2022/05/7496accdf3278c7bc8bd683aeb6167bc-scaled.jpg)
育苗の失敗例(徒長)
↑ ブロッコリーの苗
↑ キャベツの苗
この2つの写真は同じアブラナ科であるブロッコリー(上の写真)とキャベツ(下の写真)を撮影したものです。
見ての通り、ブロッコリーの苗(上の写真)では綺麗に揃って生育しています。
しかし、キャベツの苗(下の写真)では胚軸が伸びて「徒長」してしまった事で全ての苗が倒れてしまっています・・・。
これでは同じ圃場に植えても活着が遅れて生育不良になり易く、場合によってはせっかく植えた苗が枯れてしまう事もあります。
何故この様な事が起きたのでしょうか・・・??
これは種を蒔いて発芽した後も「日光の当たらない暗い場所で長い間管理していた」事が一番の要因です!!
植物は発芽したら光を求めて上へ伸びる性質があるので、日光が当たらない期間に胚軸が「徒長」した事で写真の様な症状となって現れています。
昔から「苗半作」と言われる事があるように、良い苗を育てる事は栽培を成功させる第一歩です。
作物の種を蒔いた後は定期的に発芽状態を確認し、発芽したら可能な限り早く太陽の光を浴びさせるようにしましょう!